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    ◆◆ 桃太郎と考える 中学生の英語 ◆◆    中3用
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          第6日目 
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【目次】
1.前回までの桃太郎
2.今日の桃太郎
3.今日のポイント
      to不定詞(副詞的用法A) 
      第5文型(SVOC)
4.付録・・・第5文型の練習問題
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━<1.前回までの桃太郎 >━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  Once upon a time there were an old man and his wife in a
village. The husband went to the mountain to get firewood and
the wife went washing in the river. 

  One day when the wife was washing as usual, a big peach
floated down from above to her. "Oh! What a big peach that is!"
She brought it back to her home.

  When the husband came home in the evening, the wife showed
him the peach. The husband said, "This is wonderful. Let's eat it now."
When the wife cut the peach with a knife, a crying baby boy came out
of it. The old man and his wife were surprised at the baby.



━<2.今日の桃太郎 >━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【ストーリー】
・でも2人には子供がなかったので、かわいい息子を得て大喜びしまし
た。
・お爺さんは赤ちゃんに桃太郎という名前をつけました。

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第1文:
●でも2人には子供がなかったので、かわいい息子を得て大喜びしました。


【第1文の単語・文法】
・でも   (but)
・2人 → 彼らは ( they )
・子供がない → 子供を持っていない ( have no child )
・〜ので  ( because 〜 )   [ビコーズ]
・かわいい ( pretty )      [プゥリティー]
・息子   ( son )        [ン]
・得る   ( get )
・大喜びする → とてもうれしい ( be very glad )

<文法> … to不定詞(副詞的用法A) 接続詞 because



※単語と文法を参考にして英文にしてみましょう。
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第2文:
●お爺さんは赤ちゃんに桃太郎という名前をつけました。

▲お爺さんはその赤ちゃんを桃太郎と名付けました。

【第2文の単語・文法】
・桃太郎 ( Momo-Taro )
・〜を…と名付ける ( name 〜 … )


<文法> … 第5文型(SVOC)

※単語と文法を参考にして英文にしてみましょう。
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【塾長の作文】

●でも2人には子供がなかったので、かわいい赤ちゃんを得て大喜びし
ました。

 But they were very glad to get a pretty son because they had no child.

▲お爺さんはその赤ちゃんを桃太郎と名付けました。

 The husband named the baby Momo-Taro, or Peach Boy.


注)あくまで作文例で、これが唯一の正解というわけではありません。


━<3.今日のポイント >━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【ポイント・その1】--------------------------------------------

■「〜して」ときたら to不定詞(副詞的用法A) 
 
to不定詞については2回目に「副詞的用法」をやりましたが、もう一度
3つの用法を確認しましょう。


   用法    主な訳し方
名詞的用法 〜すること
副詞的用法   @ 〜するために
●A 〜して
形容詞的用法 〜するための…(名詞)  
〜すべき…(名詞) 
〜しなければならない…(名詞)


今回復習するのは ●印のところです。


 例文) I am glad to hear the news.  (副詞的A)

        私は その知らせを聞いて うれしい。 


     Mary was very happy to see Tom. (副詞的A)
   
         メアリーは トムに会って とてもうれしかった。
     
ということで、

「かわいい息子を得て」

 を英語にするときは to get a pretty son を使って

●(彼らは)かわいい息子を得て大喜びしました。

    They were very glad to get a pretty son.

としてみました。


【ポイント・その2】--------------------------------------------

■第5文型(SVOC)

第5文型という言葉は中学では出てきません(普通は高校1年で学習し
ます)が、他に表現のしようがないので 仕方なく、このタイトルにしました。
要するに、次のような動詞の使い方を覚えましょう、ということです。

  ・make 人(物) 〜    [ 人(物)を〜にする]

  ・call 人(物) 〜     [ 人(物)を〜と呼ぶ]

  ・name 人(物) 〜    [ 人(物)を〜と名付ける]


下の例文を読んで意味を考えてみましょう。

1. The father made his son a pianist.    

2. The news made her happy.     

3. My friends call me Ric.    
        
4. He named his son Taro.

          
1.父親は 息子を ピアニストに した。
2.その知らせは 彼女を 幸せに した。
3.私の友達は 私を リックと 呼ぶ
4.彼は 息子を 太郎と名付けた


そこで、

▲お爺さんはその赤ちゃんを桃太郎と名付けました。

 The husband named the baby Momo-Taro, or Peach Boy.
   
としてみました。

最後の、or Peach Boy というのは「つまり〜」とか「別の言い方をす
ると〜」とか、補足説明のときにつかうor です。ここでは、要するに
外人に対する心遣いですね。モモタローって何?プータロウの仲間?と
か思われないようにということです。


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Review

 But they were very glad to get a pretty son because they had
no child. The husband named the baby Momo-Taro, or Peach Boy.


━【4.付録】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

次の【問1】【問2】は やりたい人だけやって下さい。
ポイント3(第5文型)の練習問題です。答は下にあります。
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【問1】次の英文を日本語に訳しなさい。

1. The people of the country made the young man their king.

2. The young king promised to make his people happy.

3. The people called the new king "Young Father".

4. After the king died, the people named him "Father of the country".

※2. promise = 約束する [プミス]  C die = 死ぬ [ダイ]


【問2】次の日本語を英語にしなさい。

1. 彼は私のことをスー(Sue)と呼ぶ。

2. 彼らはトムをキャプテンにした。 [ captain : aやtheは不要]

3. 私たちはその猫をタマと名付けた。

4. 彼の言葉(his words)は、メアリー(Mary)をとても幸せにした。

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解答例 

【問1】
1.その国の人々は、その若い男を彼らの王様にした。
2.その若い王様は、国民(人々)をしあわせにすると約束した。
3.人々はその新しい王様を”若い父親”と呼んだ。
4.その王様が死んだ後、人々は彼を「国父(国の父)」と名付けた。

【問2】
1. He calls me Sue.
2. They made Tom captain.
3. We named the cat Tama.
4. His words made Mary very happy.

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