■高校・学力改造講座■ 第19回 成功者列伝 第4回 勝者の共通点・敗者の共通点 ●これまで3回にわたって英語が得意だった人の勉強法を見てきました。今日はこれまでのまとめをしておきましょう。 ●私も含めて、敗者に共通すること、良くやる間違いを挙げると ・勉強時間が足りない ・単語を単語帳で覚えようとしている ・文法を軽視している(またはやりたがらない) ・英文を読みたがらない ※要するに出来るだけ時間を節約しようという姿勢ですよね。これではダメということです。 ●それに対し、勝者に共通することは ・継続的に長期間努力している ・単語は英文のなかで覚えている ・基本的な文法知識は、身に付けていて当然 ・音読の効果を実感している。 ・たくさん読むように心がけている もしあなたが、「できるだけ楽をして英語の実力を伸ばす方法はないか」と思っているならば、「そんな方法はない」ということになります。毎日しかも長期間継続して努力した人だけが英語の実力を身につけられるということですね。 ●私が高校生の時にこのようなことがわかっていれば、それなりに勉強のやり方も違っていたろうにと思いますが、この文章を書いている今でさえ悔しくなります。 ●さてそこで、もし私の息子が「お父さん、高校に入ってから英語が危なくなっているんだけど、どうしたらいい?」と助けを求めてきたとしましょう。その時に、どうアドバイスするかを想定して書くと、次のようになります。 ・単語は例文主義の教材を30回音読して増やす。(今から) (それを終えたら文章主義の教材を音読する) ・構文分析の訓練を3〜6ヶ月集中的にやる。(今から) ・教科書を30回音読する(長期計画で) (学校で習ってないところも自分でやる) 数学の所でも言いましたが、「一つのことを徹底してやり通す」と何かが得られます。上の3つを全部やるのは無理だと思う人も、とにかくどれか一つだけでもいいですから、集中的にエネルギーを投入してやってみて下さい。そうするとやり終えた頃にはまた別の挑戦が出来る余裕が出てきます。 ●でも人間、何か目標がないと途中で挫折しますから、必ずいついつまでに何々を終わらせるという具体的な計画を立てて、それを終わらなければ寝ない!という強い意志と覚悟をもって実行に移しましょう。そして音読30回×300ページが達成されたら、後はどんどん新しい英文を読む努力をしていきましょう。 Where there is a will, there is a way. ※次回はいよいよ「改造講座」の最終回です。数学についてはお話ししたいことはほとんどお話ししましたので、英語についてちょっとだけ補足しておきたいことを書きたいと思います。 |
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